幼き頃、祖母がよく作ってくれた「ぼたもち」は、本当に美味しかった。
口に入れるとおもちの滑らかさとコシ、小豆あんの甘さと香りが広がり、味覚のすべてを幸せにしてくれる味わいでした。
その味を作っていたのが、幻の品種と呼ばれる「魚沼産の〆張もち米」でした。
このもち米でお餅を作ると、口当たりの滑らかさ・しなやかな食感・コシが絶妙です。
しかし病気に弱く栽培が難しい上に、収穫は普通のもち米の半分しかありません。
今ではほとんど作られなくなった〆張もち米を使った、あの美味しかった味を「あんこの生もちスイーツ」にして届けたい。
そして取り組んだのが、収穫量を得るために大量の農薬が必要な〆張もち米を最小限の農薬で育てることでした。
まず、新潟の機関から種を分けてもらいました。
田植えから稲刈りまで、日の出と共に毎日葉先の朝露のあがりを見て、根の活力を確認。
徐々に農薬を減らし、8年かけて最小限の農薬から作ることに成功しました。
津張屋がお届けしたいのは、食の安心と安全。
そして自然の恵みが生きた美味しさを味わっていただきたいのです。